【報告】外国人受入のための「防災訓練」参加者インタビュー

災害時に避難所等での外国人の受け入れ訓練として、新宿小学校5町会(蒲田四丁目町会、蒲田五丁目南町会、蒲田公団自治会、蒲田本町一丁目町会、蒲田本町二丁目町会)の協力を得て実施しました。

・実施日:2018年11月11日(日)8:30~12:15
・場 所:大田区立新宿小学校

大田区に在住・在勤・在学する外国人(中国、ネパール、ベトナム、フィリピン、モンゴル、アメリカなど)が参加しました。

災害時外国人支援ボランティアによる通訳などのサポートを受けながら、地震を体験する起震車や、煙の中を歩く煙体験、AEDの使い方などを学びました。
そして、最後のバケツリレー対決は地域の日本人と一緒にとても盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

★参加した方に防災訓練についてや母国の防災について、インタビューしました。

Gilbert Watson(ギルバート ワトソン)さん

アメリカのカリフォルニア州出身

2018年3月に来日し、大田区在住です。

 

 

Q. アメリカにいたころ、日本が地震の多い国だと知っていましたか?

A. 日本に来る前は、日本は毎日地震がある国だと聞いていました。日本に来てこれまで12回ほど地震を体感しましたが、取り乱すことは特にないです。
カリフォルニアはアメリカの中では地震が多い方なので、経験はあったから、そこまで懸念していなかったです。

Q. アメリカでは防災訓練はありますか?

A. 全くないです。だから皆、災害時の対応方法について知らないです。避難場所も事前に決められていないので、
発災時にラジオなどから情報を得ることになります。また防災や災害に関する組織も地域にありません。
ただ、年に1回、全米でテレビを使った防災訓練がありますが、学校等では子供が行っていますが、大人は無関心な人が多いです。

Q. 日本の防災訓練についてどう思いますか?

A. とても良い取り組みですし、役に立ちます。災害時にどう対応すればいいか知ることができました。
もっと外国人が参加した方がいいと思います。ただ、通訳がいないと参加しない人がいるのも事実だと思います。
また、防災訓練を知らない外国人や、必要性を感じていない人、自分が滞在している間は何もないだろう、と
思っている外国人も多いと思いますが、たくさんの人が参加するべきだと思います。

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